園長のお話し

「成長する力を信じて」

 

 - 井石 彰

「成長する力を信じて」

早いもので、子どもたちは卒園、進級の時を迎えようとしています。この一年も、幼稚園はコロナの影響を大きく受けました。子どもたちの楽しみにしていた色々な行事が変更になり、中止になりました。「遠足に行きたかった」、「お餅つきしたかった」と訴える子どもたちの声も聞こえてきました。しかし、そのような中でも幸いなことに「運動会」、「発表会」、「クリスマス礼拝(会)」などは、感染対策をして行うことができました。子どもたちも家族が見守っている中で、よくがんばりました。

振り返ればこの一年も色々なことがありました。その中で、子どもたちはそれぞれに成長をしてきました。その成長に気づかされ、驚くことが何度もありました。「あっ、歩いてる」、「へぇ、こんなにお話できるんだ」、「おお、そんなことができるんだ」、「ほう、こんなものを作れるんだ」、「すごい、相手のことも思いやれるんだ」。このような声を発するたびに、子どもたち一人一人の内にある成長する力を感じてきました。

神さまは子どもたち一人一人に成長する力を与えてくださっています。保育とはその力を信じて、子どもの成長を支え助けていくことだと思っています。それは、医師が患者の快復力を信じて、治療を行うことに似ています。また、農家の人たちがさまざまな種の生命力を信じて、大地を耕し、種を蒔き、肥料をやることにも似ています。子どもたちはそれぞれに驚くほどの成長する力を持っています。だから、一人一人の子どもたちはさまざまな可能性を秘めています。私たちは何よりもそのことを信じて、これからも保育を行っていきたいと思っています。

保護者の皆さまの中には、お子さまの成長を心配されている方もおられると思います。子どもたちの成長する力は同じではありません。しかし、それぞれが驚くほどの成長する力を持っています。そして、それぞれに自分の花を咲かせようと成長しています。そのことを信じて、これからも子どもたちの成長のために愛情を注ぎつづけていただきたいと願っています。

園長 井石 彰